穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

死を招く絵

先日、オークションに出品されていた基板セットについて呟いた
ところ、フォロワーさんと暫しその基板についてあれこれと
やりとりをすることに。
物はセタのCAL.50なんですが、それの電池が外されていたことに
ついて呟いたところ、何かのバックアップ用なのではないかと。
そういえば俺も今まで特に気にしたことはありませんでしたが、
手持ちの基板を引っぱり出して写真を上げてみたら、電池横に
載っているLH5116が記憶保持用のSRAMとのことでした。
故にこの電池はスコアのバックアップ用か何かの為に搭載されて
いるのだろうという結論に達したのでした。
勉強になります。



はい、今日はこれ。
スウェーデン出身の6人組メロディアス・ハードロックバンド、
ワンダーランドが97年に発表した1st「IS THIS...未知なる楽園」



1曲目「DREAM GIRL」から北欧メタルの先達に倣ったかのような
キーボードと、こちらの予想よりも幾分ハードな音を聴かせる
ギターに少々驚き。
いつもの北欧メタルバンドみたく軽めの音だろうと高を括って
いたものですからこれについては嬉しい誤算。



アルバム冒頭から貫かれているウェットで時折ポップさも
感じさせるその哀メロディーは、9曲目の「RUN AWAY」まで
続きます。
アルバム中で唯一メジャーキーでアッパー系の曲はといえば10曲目の
I BELIEVE」のみですから、その哀メロへの拘りっぷりも
相当なものだとお見受けしました。
北欧バンドらしいヒンヤリとした冷気を感じさせるキーボードと
それに絡む思いの外太くエッジの立ったギターサウンドとで
聴かせる至極真っ当なハードロック/ヘヴィメタル
曲自体は極々オーソドックスで特に目立つ点は無いのかも
しれませんが、メロディーを大切にした楽曲群で北欧メタルの
ファンなら気に入る方も多いと思われ。



しかし、97年の発売以来、未だに聴き続けている点を鑑みるに
一体、俺はこのアルバムのどこにそんなに惚れ込んだのかと
あれこれ考えを巡らせたところ、ある一点に気付いたのです。
このバンドのヴォーカリスト、彼の歌声が鼻にかかった独特の
ハスキーヴォイスで俺が敬愛するライオットの2代目ヴォーカル、
レット・フォリスターの歌声に非常に近い物を感じたから
なのではと気付いたのです。
彼のように多少うわずった声で情感たっぷりに歌うその声に
在りし日のレットの姿を無意識のうちに重ねて聴いていたのかも
しれませんね。



そんなわけで北欧メタルとレット・フォリスターを好まれる
方ならきっと気に入っていただけるのではと考えます。













それでは。