夕飯後にいただいた文明堂の銀座プリンなる物。
カラメル別の昔懐かしい味の滑らかプリンでございました。
先日、町内会の寄り合いで使用した公民館に何方の作かは
存じませんが、三国志の英雄を描いた色紙がズラリと。
長机二つ分にも渡るそれらは大層な迫力でした。
はい、今回はこれ。
71年にアメリカのみでリリースされたというブルーズ/ハードロック
バンドであるジョドの唯一作「GUTS」です。
メンバー人数や名前の表記が一切無い上にリリースがアメリカのみ
だったという事情からアメリカ産のバンドと勘違いされがちですが
どうやらメンバーはイギリス出身らしいという記述も見かけます。
また、プロデューサーに先日のエントリにもあったハッケンサック
を手掛けたデレク・ローレンス。
エンジニアにサバスやパープル、メイデンなどとの関りで
知られるマーティン・バーチの名前を確認できることからも
ハードロック/ヘヴィメタル方面へのアプローチも期待できます。
内容はブルージで味わい深い歌唱のヴォーカルに、切れ味鋭く
激しいフレーズを聴かせるツインギター。
またそのフレーズもただ鋭角的というわけではなくブルーズロックとして充分なコクと粘り気を感じさせるもの。
このツインギターがゴリゴリと厳つく激しい達者なリフを聴かせ、
そこにヘヴィなリズム隊が乗っかってくるという塩梅。
曲も適度にキャッチーで手慣れた感じのものが多く、また、
シンプル且つ、ツボを心得たアレンジが漲る疾走感とともに
突っ走りまくるという風に、非常に聴かせ所が多い曲揃い。
2曲目の「One Night Stand」なんかを聴くと、バッジーやパープル
を彷彿とさせるその出来栄えに、つい、笑みがこぼれて。
いや本当、堪りませんねこういう高揚感を煽るリフの曲は。
ブリティッシュ・ブルーズ/ハードロックとしてかなり完成度が
高いと感じた1枚です。
メンバー自体の名前も人数も伏せられている事から色々と事情が
あったであろうことは容易に想像できますが、果たしてそれが
どんな事情だったのかまでは窺い知ることはできないのでした。
知名度的にはB級かもしれませんが、演奏や内容は間違いなく
B級以上な1枚でした。
ブリティッシュ・ブルーズ/ハードロック愛好者ならきっと
気に入るであろう好盤なのでした。
それでは。