丁度、お昼に一時だけ陽が当たり暫し温もりを得る。
ほんの僅かな時間でしたが。
封すら切っていなかった怒首領蜂最大往生を今更ながらインストール。
この頃になるとアイテム回収でパワーアップすら無いのね。
これはちょっと目新しいなと感心した次第です。
はい、今日はこれ。
ソニーのAOR40周年記念企画からの1枚。
バランスが81年に発表した1st「BALANCE」です。
オビに日本初CD化とありますね。
メインはNYのスタジオミュージシャン出身の3人組で、ドラムと
ベースはゲストという変則的な形態。
ギターはボブ・キューリック。
そう、KISSのブルース・キューリックの兄にあたる人物です。
AORという割には随分とエッジの立ったギターを聴かせますし
リズムもシャッキリ、カチッと焦点の定まった演奏。
そんなわけでこれらの音を聴くに、AORというよりはどちらかというと
ハードロックに近い匂いを感じさせます。
事実、続く2ndではよりハードロック色を強め、プログレハードの
範疇に収まるようなアルバムを仕上げてきましたし。
ただ、この1stに比べ人気の方は・・・
タタキに「TOTOに対する東からの回答」とあるように、あの音を
意識したかの如く非常に洗練されたアレンジの曲を聴かせてくれます。
そこには西海岸出身者に対するNY出身ミュージシャンの対抗意識の
様な気概を感じ取れるようにも伺えます。
この手のジャンルでは定番の仰々しい展開の曲も無く、ブルーズを
根っこに持つロックンロール曲もそれほどあるわけでもなしで、
そういう意味では珍しい部類なのかもしれません。
アルバムのキモとなるのはやっぱり3曲目の「BREAKING AWAY」に
なるのでしょうか。
腰の据わった力強いリズムに乗せて繰り出される溌剌爽快な
実にキャッチーな1曲。
当時のヒットチャートで22位につけたという事実にも頷いてしまいます。
ただ、これだけ高水準なアルバムを送り出したにもかかわらず
人気の程は推して知るべしだったという事実に、なんとも歯がゆい
想いが止まらないのでした。
それでは。