穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

きみがため

先日のロバート・パーマー繋がりで今日はこちら。

72年発表のヴィネガー・ジョーの1st。

タイトルも同じく「VINEGAR JOE」

 

 

 

ジャズロックバンドであるダダを母体とし、そこに

ロバート・パーマーやスティーヴ・ヨーク他が参加

して結成されたバンド。

ソウルフルな声が魅力なパーマーと、痛快なシャウト

を聴かせるブルックスというツインヴォーカル体制。

ベースにあるのはR&B、そこにスワンプの要素を加え

たブリティッシュロックがこのバンドのスタイル。

太くキレのよいパーマーのヴォーカルと、要所要所で

シャウトをバシバシきめるブルックスのヴォーカルの

せめぎ合いや押し引きが実に楽しい。

流暢なメロディーを奏でるベースがまたよい仕事をし

ており、これも耳を惹くアクセントになっていますね。

そして洗練されたピアノやオルガンが英国的湿り気を

たたえた音を聴かせるところもマニアには堪らないも

のがあるのではないでしょうか。

 

 

 

実に楽しく、且つ興味深く聴くことができましたが、

惜しむらくは当時、殆ど話題にならなかったとイン

ナーの解説にありました。

実力は充分あれど、玄人好みの内容が仇になってし

まったのかもしれません。

この後、パーマーさんはソロ活動へと本格的に移行

していくのでありました。

 

 

 

 

 

 

それでは。