今日も1日荒れ模様。
風は強いわ雪は降るわで、寒いぜ寒いぜ。
2月が好天に恵まれ過ぎた反動か。
そんな寒さを吹き飛ばすため、今日はこれを聴きます。
その熱気で寒さもろとも吹き飛ばす熱き男達、マノウォー。
そのマノウォーが1stアルバムのバトル・ヒムズをセルフカバーしたのがこれです。
1stアルバムに収録されていたあの曲この曲が、現メンバーの演奏で蘇る。
オリジナル盤は低予算レコーディング故、あまり褒められた音質ではなかったので、
全体的に聴き易くなったこのアルバムは素直に嬉しい。
ドラムやベースのリズム隊も全体的にキレがよく、カッチリしています。
ただ、音が良くなった反面、何か大人しくなったというか。
当時のデビュー間もない頃の勢いに任せた演奏に現われていた、
荒々しさや諸々が薄れているような気がします。
全体のキーが一つ下がって(?)いる事実も少なからず影響しているのかも。
「偽メタルに死を」とか、現在の彼等について回る大仰さや滑稽さなどのイメージは
まだこの1stの頃には希薄で、キャッチーで溌剌とした楽曲を多数収めた良質のHR.HMアルバムです。
良い音で聴きたいならこちらで、当時の初々しさや荒さに拘るならオリジナル盤でしょうかね。
達者な演奏、口ずさめるようなキャッチーな良曲と聴き込む価値は充分にあるアルバムだと
自分は思いますので気になる方は是非、どうぞ。
それでは。