昨日の予報で覚悟はしていたが、こうも予報道りに
暑いとやる気も即、萎える。
日陰に居ても暑いので正直、やりきれませんでした。
そして仕事帰りに寄った書店の新刊コーナーで
ある本のタイトルが目に入った。
27年前に原発ジプシーという名で刊行され、今、原発労働記と名を変えた1冊の文庫本。
当時、著者の堀江氏が原発のその余りの不透明さに憤りを感じ、自らが下請け業者の作業員となって
1年間ほど原発内での作業に従事しました。
そしてその後、数限りない放射線による後遺症に悩まされ続けている著者の
文字通り命を削って刻み付けた記録です。
自分も末端とはいえ業界に籍を置く身ですから原発の是非についてはここでは明言致しません。
ただ、読み進めていく内に、本書に記されていた発電所内の安全管理方法、管理体制等に戦慄を覚えました。
その内容故、読まなければよかったと後悔すらしています。
ただ、これを読み終えれば原発を取り囲むその状況や利権等に対する見方が変わってくることでしょう。
今年の夏も猛暑が予想されます。
果たして過度の節電で、諸工業や人々の生活等は無事夏を乗り切ることができるのか?
その困難さはちょっと想像しづらいです。
しかし、その時にこそ原発に対する諸々を含めた何かが見えてくるような気がするのです。
夏が終わる頃、日本はどんな結果を導き出しているのか?
興味の尽きないところです。
それでは。