穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

太陽の西

蒸し暑さにやられているのか、最近横になるとそのまま朝というパターンが多い。
目が覚めても4時5時なのでよっぽど疲れているのかも。



今日はマークIIIで唯一のブロック崩し、ウッディポコじゃなかった、
ウッディポップです。



植木等風な流し目が涼しげな主人公、木の妖精ウッディを操って
ガムボールでブロックを破壊しながら屋敷の奥まで到達し、囚われの
ガムボール達を救って下さいというのが大まかなストーリーだったような。



アイテムもボールが分裂したり、大きくなったり、はたまたボール自体が火の玉に
なったりと色々楽しませてくれます。
そして主人公は木なので吸着アイテムで長時間火の玉をくっ付けていると、なんと、
燃えてしまい1機失ってしまうのです。
このアイデアには当時、かなり感心しました。


面クリアで次に進む部屋を選択できます。
基本的に高得点の部屋になるほど難易度が上がっています。



お邪魔キャラも勿論います。
画面上のおもちゃ箱にボールを当てると中からおもちゃの兵隊や
ブリキのロボットが3体飛び出してきて画面上を動き回ります。
当然、当たり判定が存在するのでボールが予期せぬ動き方をして
こちらを苦しめます。



あとはトンネルと線路が存在する部屋ではトンネルにボールを当てると
「ポー」という効果音とともに機関車が走り抜けます。
勿論、コイツも当たり判定があるのですが厄介なことにボールが当たると
一定時間(1秒くらい)その場で停止してしまうのです。
なので、連続でボールを当ててしまうと殆どそこから動かないなんてことも。
よく考えられています。



面も色々。



当時はファミコンタイトーからアルカノイドコナミから謎の壁ブロックくずしが
発売されて爆発的なヒットをした後であり、そんな中、セガのウッディポップは
最後発のソフトとして世に出ました。


最後発だけあって他社の製品をよく研究した成果か、非常に練られたバランスと内容で
その出来には思わず唸ったものです。


何と言っても目を惹くのはそのカラフルでポップなキャラクター達。
そこはファミコンと比べて出力できる色数の多いマークIIIに軍配が上がります。
あと、ゲーム中はキレのいいリズムのみのBGMでメロディーがあるのは
スタート時のジングルとエンディング時のみです。



最後に特筆すべき点として、付属のパドルコントローラーの扱い易さが挙げられます。



ファミコンアルカノイドに付属していたパドルより径の大きなノブは保持しやすく
微妙な操作にも的確に応えてくれる優れものだったのです。
これのおかげでこのゲームの俺的評価はグンと上がったのでした。


無心でピコピコ玉を弾き返す。
ゲームの原点に立ち戻ったようなその内容に暫し時間を忘れて没頭するのです。


それでは。