穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

ゆらぎ

好天続きで有難いことです。
現場作業が捗るのでスケジュール通りに進んで
ストレスも少なくて済みますし。



ふとしたきっかけで思い出し、冒頭のデモだけ延々と眺めていました。
その流れでサントラを買ってあったことを思い出し久し振りに
引っ張り出して聴いてみました。
98年にシーズウェアから発売されたエロゲー、DIVI・DEADのサントラです。



ある学園を舞台とした猟奇的な表現を多く含む伝奇もののアドベンチャーです。
DOS時代の頃のような、移動してコマンド総当たり式という、この当時としても
少々厳しいシステムのゲームでした。

ただ、エロゲーと言いつつ、濡れ場に負けないくらいゴア表現もあるので
そっち方面も含めての18禁です。

前述のシステムに加え、シナリオの分岐まで存在するので(また、その分岐が非常に
解り辛い所為もあって)1回クリアするだけでもかなりの時間を要します。


ただ、声優の方はシーズ製のゲームだけあって非常に豪華です。
アナゴさんの人や先日亡くなられたともぞうさんや、他にも色々
有名な方々が熱演を繰り広げています。


色々難点が多いゲームでしたが非常に暗く湿った雰囲気と、主人公の与り知らない所で
着々と進行する恐ろしい何か等、謎が多いシナリオに段々と恐怖感を煽られます。
それらの雰囲気にすっかりやられてしまった自分は、苦行覚悟でコンプリートするまで
やり遂げたのです。



そして肝心の曲の方なんですが、全体を通しても10曲も無いという極端な少なさ。
まあ、多ければいいというものでもありませんので、これはこれで。
曲調もシンプルにピアノをメインとしたものが多く、段々と転調を繰り返したり
テンポを落としていったりと、隙間の多い曲作りによる不気味な静けさが
恐怖感や焦燥感を上手く表していると思います。



色々と残念な個所が目立つゲームでしたが、惚れた弱みか最後まで付き合い通した
一本でもあるのです。


曲を聴きながら各々のシーンを思い出してはニヤリとする様は、とても人様に
お見せできるようなものではありませんが。


それでは。