こういう悪い天気予報に限ってよく的中します。
昨日からの降雪に加えて路面凍結により、既にガリガリ。
ちょっと強めにブレーキを踏んだだけで、木の葉のように舞う車でありました。
今日はこれを聴いています。
暴走番長レミー率いるモーターヘッドの「アナザー・パーフェクト・デイ」
モーターヘッドの7枚目にあたるアルバムでもあります。
さて、このアルバム。
いつものゴリ押し一辺倒のモーターヘッド節かと思っていたら
1曲目から何やらいつもと様子が違います。
随分とメロディアスというか、ギターが鳴くんですよね。
考えられるのは、このアルバムのみの参加となった元シン・リジィのギタリスト、
ブライアン・ロバートソン(通称ロボ)の影響が大きいようです。
後に番長もメロディアスになり過ぎたと語っていましたし、なにより
余りにメロディアス過ぎて、全然モーターヘッドらしくないと拒絶反応を
起こすファンも多数居たとのこと。
それらの理由により、このアルバムは長い間、正当に評価されず問題作扱いを受けてきたのでした。
自分などは、長いことこのバンドの曲を聴き続けていますが、何を隠そう
モーターヘッドで1番最初に聴いたアルバムがこれなのです。
刷り込み効果もあるんでしょうけど、元来メロディアスな曲が大好きな自分が
ヘヴィ・ローテーションでこのアルバムを聴くようになるのにはそれ程の時間を
要することはありませんでした。
寧ろ、これ以外の初期アルバムが愚直なまでにストレートでノイジーなロックンロールな
アルバムだったことに面食らった覚えがあります。
あのモーターヘッドにこんな鳴きのギターをフィーチャーしたアルバムを作らせやがってと、
ファンには未だに悪者扱いされているブライアンですが、自分からしてみればよくぞここまで
やってくれたと褒め称えたいぐらいなのです。
興奮しながらレコード屋に走り、お年玉で買ったモーターヘッドの初アルバム。
本当にこのアルバムはよく聴きました。
中学時代なんて、こづかいもそんなに貰っている訳ではありませんので、必然的に購入したアルバムは
擦り切れる程聴き通すことになります。
時間だけはたっぷりあった当時ならではのことなんでしょうけど。
自分が墓に入れて欲しいアルバムでもある1枚なのでした。
それでは。