今日も快晴。
気持ちの良い晴れ間の下、仕事ができました。
毎日こうならいいんですけど。
今日はこれを。
80年代末期にテクモが送り出したニンジャゲー、その名も忍者龍剣伝。
その忍者龍剣伝のファミコン版と業務用版との曲をカップリングしたアルバムです。
どちらも、いかにもゲームミュージック然とした曲ばかりで、聴いていて嬉しくなります。
ファミコン版は、映画のスクリーン風デモでストーリー説明を行っていたのが印象的です。
曲の方も、その、ドラマチックな展開と内容に合うようにメロウで歌謡曲調な曲が多め。
サントラ化に合わせてグレードアップバージョンで収録されていますね。
ゲーム難易度の方も当時にしてはかなりハードコアな部類にあると思われ、ラスボスの攻撃に
頭にきて、何度コントローラーを投げそうになったことやら・・・
さて、自分にとってはこちらが本命、業務用版です。
新音源に切り替わり、メタル・ユーキ氏が腕を振るった曲の数々。
ゲームの方はといえば、絵に描いたような典型的な勘違いニンジャが主人公の
ベルトスクロール・アクションゲーム。
外人さんが真っ先に思い浮べる様なアレです。
舞台もアメリカなら出てくる敵もアメリカン。(含む、スモウレスラー)
そんなアメリカを舞台にしたゲームらしく曲も非常にバラエティーに富んだものに。
メタル・ユーキ氏が得意とするメタル調のものから始まって、ジャズ調のもの、
オーケストラ調のものと実に様々。
しかし、なんといっても特筆すべきは2面ボスの曲、I AM MAN!
ボスは顔にペイントを施したレスラー二人組、道路ウォーリアーズ!
はい、勘の良い方ならお気づきの様に、これは過去に一世を風靡したレスラーコンビ、
ザ・ロード・ウォーリアーズのオマージュなんですね。
そして、ロード・ウォーリアーズの入場曲がブラック・サバスのIRON MAN。
I AM MANとIRON MAN。
曲もキーやフレーズを微妙に変えてはいるものの、どう聴いてもIRON MAN風。
どうやら確信犯だったようです。
曲全体では、バッキングのFM音は常にノイジーな音を轟かせ、ベースは音数多く
細かく音階を行ったり来たり。
ハンドクラップ、オケヒット、コーラス等とサンプリングも頑張っています。
その後、同系統のワイルドファング、横シューティングの雷牙等で使い廻しされる
サンプリングフレーズは、既に殆どがこのゲームで出来上がっていたようです。
業務用は点数によるエクステンドが無い仕様なので、1UPアイテムが1コインクリアの鍵を握ります。
自分も1コインで行けるまではやり込みましたが、デフォルトでは残機1人なので
1UPアイテムを入手できればそれだけ延命できるということ。
1面と最終面で、よく出現したように記憶していましたが。
同じ名前でありながら全くタイプの違うニンジャアクション。
そんな2本のゲームのBGMを纏めて楽しめるお得盤です。
機会がありましたら是非。
それでは。