今日も晴天で何か得した気分に。
こうなったら、晴れるだけ晴れてい
てくれ!
今日はこれを。
ブラジル出身のシンフォニック・プログレバンド、ドグマが
95年に発表した2ndアルバム「トゥイン・サンライズ」です。
今でこそ珍しくなくなりましたが、ブラジル産のプログレやメタルは
そのお国柄か情熱的なメロディー(ともすればクサすぎる)を
聴かせるバンドが多いように感じます。
さて、このアルバムでは静かなシンセの音色で始まり、爽やかなギターの音色で
段々と盛り上げ、ピークでそのメロディーが爆発するような、そんな調子の曲が多いです。
このギターは派手なテクニックこそ見せませんが、味のあるフレージングで
聴かせるタイプのギターですね。
鍵盤もシンセだけかと思いきや、そうでもありません。
エレピアノに生ピアノ、果てはハモンドオルガンまでと、
曲が単調にならないようにか色々と腐心しているようですね。
その多彩な鍵盤もこのアルバムの幻想的な雰囲気を盛り上げるのに
一役買っているようです。
プログレの不文律に則り、10分越えの大曲を2曲も盛り込んだりと
その姿勢もなかなか意欲的。
全7曲の内、ヴォーカル入りの曲は2曲。
残りは全てインスト曲となります。
宗教的なコーラスが特徴的な、何か瞑想的な雰囲気を漂わせる曲、「ザ・ランディング」
タイトル・トラックでもある「トゥイン・サンライズ」など、意欲的なアイディアを盛り込み
バラエティ感を持たせようと努力の跡が伺えるのは大変好印象です。
ただ、その弊害か少々散漫なイメージがあることは否めません。
その穏やかで優しいメロディーの所為か、これも就寝時には欠かせないアルバムとなっています。
シンフォ系は澄んだシンセの音色が特徴でもあり、耳にも優しい。
疲れている時などにも最適なアルバムだと思います。(安易に癒しとは言いたくない)
それでは。