1年を通しての1番忙しい時期。
メインイベントでもある繁忙期がやってまいりました。
ここから年末まではただひたすらにガーッと駆け抜けるだけで。
今日はこれを聴いています。
ジョン・ハイズマンがCOLOSSEUM解散後に結成したTEMPEST。
COLOSSEUMの延長線上にあるようなプログレ・ジャズロックを
ベースとしながらハードロックにも接近した意欲的なサウンド。
そのTEMPESTの1st、2ndにBBCでのライヴ音源を追加した三枚組アンソロジー
「Under the Blossom」です。
1、2枚目は既発スタジオ盤の最新リマスター盤。
1stにはあのアラン・ホールズワースが参加していますし、続く2ndには
オリー・ハルソールが加入しましたが1stの重厚なハードロック路線に比べて
幾分軽いポップス路線へと変わったのは、オリーのイニシアティブによるものなのかと
少々勘ぐってみたり。
そして、3枚目のディスク。
幻の3rdに収録予定だった2曲と73年にBBCで行われたライヴを1枚に纏めたもの。
幻の2曲を聴くと2ndアルバムの延長線上にあるような曲調。
なかなかの完成度なので3rdが出なかったことが本当に悔やまれます。
そして、このアンソロジーの目玉、BBCライヴです。
ホールズワースとハルソールのツイン・ギター体制での激しいぶつかり合いが見もの。
速弾きだろうがなんだろうが自在にこなすアランに驚愕です。
ハルソールも頑張ってはいますが美味しい所は全てホールズワースがかっさらっていってますね。
ギターバトルの名に相応しいギターとギターの激しいぶつかり合いは
異常なテンションの中、いつまでも止むことがないように錯覚してしまいます。
こんな二人ですからやはりエゴのぶつかり合いもあったのでしょう、
このツインギター体制は驚く程短期間で終焉を迎えるのです。
激しいエネルギーのぶつかり合いに暫し、身を預け酒を愉しむ。
秋になると自然とこういう機会が増えるのです。
それでは。