穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

孤島の鬼

今日は一人留守番で伸び伸びと過ごす。
やりたかったことをあれやこれやとこなしつつ、掃除などをやっていたらもう夕方。
うーん、休日だけ時間が倍あればいいのに。



先日購入して忘れていたザ・フーの1st「MY GENERATION」のMONO+STEREO盤。
しかもSACDSHM-CDだとか。
正直、SHM-CDはどうでもいいが、SACDとなれば聴かない訳にはいかない。
しかし、ユニバーサルの強気な価格設定のおかげで購入を先延ばしにしていましたが
先日アマゾンにてお手頃価格になっていたのを見計らって、遂に購入に踏み切ったのですが
買って忘れてりゃ世話ないですね。



おー、ディスク収納のスリーブにエンボス加工が施してある。
誇らしげに浮き出ているSACDSHM-CDのロゴ。



では、早速プレイヤーにセット。
果たしてどんな音が出てくるのやら・・・



聴き入ること30分・・・
いや、2008年にもMONO盤のリマスターは出ていてそちらも結構な
仕上がりでしたけど、このSACD版を聴いてしまった今となっては
はっきり言ってあれは別物と言わざるを得ません。



音の奥行やレンジが広がったのは言うまでもありませんが
特にリズム関係、シンバル類の切れの良さ、音の隙間から聞こえる
タムやスネアの振動、また、ギターのノイズやドライヴがかかったベース音の
ざらっとした質感等々、従来のCDでは潰れてよく聴き取れなかったような個所まで
鮮明に聴こえてしまうので、いやー、これはCD版は分が悪いなあというのが正直な感想です。
あー、こんなに良い出来なら値段なんか気にせずにもっと早くに入手しておけば
よかったと後悔しているところです。



2003年度版SACDのステレオミックス音源も同時収録されていますが
特に手を加えなかったMONO盤と比べると目一杯エフェクトをかけて
弄り回したこのステレオ盤はどう聴き比べても分が悪い。
これはこれで当時はかなり良い部類のリマスターだったのでしょうが。



2008年に発売されたMONO盤リマスターも決して悪くはないのですが
やはり、このSACD盤の音の密度と迫力には一歩及ばずといったところでしょうか。



お値段張るのがネックですが、いい仕事をしているユニバーサルのこのシリーズ。
「WHO'S NEXT」のSACDにも俄然興味が湧いてきた次第です。




それでは。