穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

FIST OF FURY

雨は止んだが代わりに暑い。
風が無ければ即、ダウンしそうな嫌な暑さの1日でした。



さて、今日はこれ。
エイティング/ライジングが開発しカプコンが販売を手掛けた
シューティングゲームグレート魔法大作戦」のサントラです。



魔法大作戦疾風魔法大作戦と続いたシリーズの3作目。
本作はカプコンのCPシステムIIで開発されました。
初代はシューティングの持つ面白さをストレートに追求した
なかなか遊べる良作でしたが、シリーズを重ねる度に
なんだかトーンダウンしてしまったのが残念です。



やはりゲームのウリであった属性システムがあまり有効に作用
していなかったことや、自機の攻撃力の低さ、クリアのためには
難解な稼ぎが必要不可欠と、色々と詰め込み過ぎて
散漫になってしまった印象があります。
1面はまだ遊ばせてくれるのですが2面から早速殺意全開で
信じ難い攻撃を繰り出してくる場面もチラホラ。



以上の様にゲームの方はちょっとネガティブな要素が多い本作ですが
曲の方はというとかなり力が入っていて好印象な曲が多いです。
3曲目の「SCRAMBLE!」なんて、カネコの痛快シューティング「エアバスター」や
ナムコの「バーニングフォース」辺りを連想させるような爽やかさ全開な1曲。
細かいリズムや激しく転調を繰り返す展開についつい耳を奪われる始末。



また、アメコミ風の陰影の濃いキャラが並ぶイメージアートは
ママレード・ボーイ」や「おジャ魔女どれみ」等のキャラクターデザインで
知られる馬越氏の手によるもの。
普段の氏の仕事とはちょっとイメージが違うだけに初めてその事実を知った際には、
ちょっとした驚きでした。



ゲームの方は人を選ぶ高難易度なシューティングゲームですが
曲の方は高水準なので、後半ステージの曲を聴きたくともその難易度故、
とても太刀打ちできなかった自分の様な手合いにはまさにうってつけの1枚なのでした。



ゲームのクリアはできずとも曲ならこうして聴ける。



それでは。