穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

交渉人とロザリア

夏休みももうすぐ終わり。
そんなわけで、怪獣共のリクエストで花火をすることに。



無邪気に楽しむ2匹。
夏ももう終わるな・・・



そんな夏の終わりに聴いてる1枚がこれ。
ブルー・オイスター・カルトの77年発表の6th「SPECTERS」です。



とにかく1曲目の「GODZILLA」が聴きたくて中古レコードを購入した覚えが。
ヴォーカルのエリック・ブルームが拙い日本語で放つ「リンジニュースヲモウシアゲマス」の
あれを聴くだけの為にアルバム購入してもいいくらいで。
実に痛快で格好良い1曲で、アルバムのオープニングを飾るに相応しいと感じました。



初期のヘヴィロックのイメージを引きずるような曲がチラリと垣間見えたりしますが、
「R.U. Ready 2 Rock」みたいな聴かせるナンバー、ポップで切ないメロディーが
胸を打つ「Fireworks」などなど、実に多彩な曲を生み出すバンドですね。



アルバムを聴き始めた頃は上記の曲ばかり聴いていた自分ですが、アルバム終盤の
「I Love the Night」「Nosferatu」の2曲が、詩やアレンジもよく練られた
ジワリと聴き手に訴えてくる、そんな良曲だったことに気付き始めた時、
このアルバムが更に愛おしい物へと変わっていきました。



アメリカン・ハードロックといえば一般的にその季候と同じく、
カラリとしたノリ重視の明るい曲調のものを想像しがちですが
そのバンド名が示す通り、彼等はどちらかというとドロドロとした
オカルト的なものや摩訶不思議な謎めいたものをテーマとした曲が多いようです。



聴く者をその深淵に引き摺りこむそんな不思議な魅力に溢れたバンド。
聴き込む度に闇はその深度を増し、鈍い輝きを増してゆくのです。



それでは。