休暇2日目。
掃除や片づけで暮れていく1日。
ある程度形にはなりましたが、ああ、なんか全然休んだ気がしないなあ。
さて、酒でも舐めつつ、今日はこれ。
スワンプ・ロック名盤の1枚に数えられることも多い
ジェシ・デイヴィスの72年発表の2nd「ULULU」です。
レオン・ラッセル等がガッチリ脇を固めて繰り出されるは
ラフでルーズな、けれどもなんとも言えぬ味わいがある
デイヴィスのヴォーカルのロックンロール。
ときには揺らぎ、疾り、奔放に歌うその様は、泥臭さや無骨さ、
けれどもその芯には温かい温もりを感じさせる南部特有の
ルーズなロックン・ロールの姿です。
アメリカのルーツ音楽の美味しいところをギュッと凝縮したような
曲達に極上のスライドギターを乗せ、ルーズなヴォーカルで
彩られるそれらは極上の味わいを引き出してくれるのです。
3曲目「FARTHER ON DOWAN THE ROAD」や7曲目の「OH! SUSANNAH」の
ゴスペルの香りを色濃く感じさせながらゆるーく進行するところなんて、
酒飲みながらダラダラ聴きする今の状況にベストマッチです。
これの他にも南部のルーズなロックがたっぷりと詰め込まれた
なんとも魅力的な1枚。
若い頃なら退屈の一言で片づけて見向きもしなかったような
この手のジャンルも、様々なジャンルの曲に触れ素養が増した
今の耳にはなんとも滋味深く感じられるのでした。
こういう曲を聴けるようになったことを鑑みるに、今まで聴き込んできた
曲達も決して無駄にはなっていなかったのだという事実に
深い満足感を覚えるのでした。
今年も残すところあと1日となりました。
ああ、そういえばシューティングゲームをやってませんね。
それでは。