穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

暗黒怪獣星を吐け!

朝から好天でアリガタヤ。
今日も今日とて仕事で山を黙々と登ります。
もう30°も超えてるんじゃないかってぐらいなナイスな急勾配。
勿論、落ちたらサヨウナラ。



頂部到着。
湿度の影響なのか海岸線は全体的に霞がかかったような塩梅で。



この時期の一番のお宝、ミミゴケも一斉に出始めました。
以前はあれだけ重宝されていたのに、規制された今となっては
誰も見向きもしなくなり寂しいかぎりです。



はい、今日はこれを。
ドゥーム、ゴシック、プログレスラッシュメタル
ジャンルに囚われない曲で勝負し続ける骨太バンド、人間椅子
今年、そのバンド生活25周年を迎え記念に出された
最新アルバム「無頼豊饒」です。
メンバー3人を写楽の浮世絵になぞらえて仕上げた
愉快なジャケットが目を惹きます。



活動25周年は伊達ではなく、今作でも安定したドゥーム、
スラッシュメタル、ハードロックナンバーを、次から次へと。
そんな中で2曲目の「なまはげ」は、PVも撮影した程に実に力の
入った1曲です。
冒頭からズルズルと重くのたうつようなリズムにザクザクと
ギターが心地良いリフを重ねてきます。
歌詞の方はタイトルにあるようになまはげを題材としたもので
なまはげの持つ怖さやいかがわしさ、そういったものを包括しながら
人間とは何かを問いかける味わい深い1曲ですね。



4曲目の「迷信」も胸のすくよなイカしたギターリフを聴かせる1曲。
メジャーなバンドでこういったレベルの演奏ができるバンドも
数が少なくなってきた昨今、彼等の存在は非常に重要な意味を
持つのではないかと自分なんかは勝手に思っているのです。



またこの初回盤には今年の1月に行われたライヴ映像を収めた
DVDが同梱されているのも嬉しいところです。
ライヴが高レベルで評価の高い人間椅子ですが、そのライヴ音源や
映像が極端に少ない彼等故、こういった物は同梱版とはいえ、
ファンにとっては非常に有り難いのです。



今作も高水準な1作。
暫く通勤時の車内にてヘヴィローテーションになりそうな気がします。





それでは。