穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

タイムマシンを乗り越えろ

今週は出張で穂高に暫く滞在です。
ウチの方とは比べ物にならないくらい冷え込みます。



途中にあった元ゲームセンターに立ち寄る。
ここも当時はそれなりに賑わっていましたが、今はもう・・・



現場周辺では夥しい数の猪の足跡が。
猪避けの電線も張り巡らされていましたし、どうやら相当数が
存在するようです。



雪が少ない上に好天が多く実に羨ましい。
春まではずっとこっちで仕事をしていたいぐらいで。



宿は穂高の民宿で世話になります。
民宿とはいえ、随分と小奇麗で快適なお部屋。
無線環境でネットも使えますし、これで文句を言ったら
バチが当たるとゆうもの。



さて、今日はこれ。
和製ハード・ヘヴィ・ロックバンドの人間椅子が2013年に発表した
21枚目「萬燈籠」です。



1曲目「此岸御詠歌」は3分にも満たない曲ですが、ずるずると
のたうつようなヘヴィなリフが印象的なスローテンポでドゥーミーな
1曲になっており、彼等のアルバム冒頭を飾るに相応しい1曲。
2曲目の「黒百合日記」でヘヴィ路線はそのままに、プログレ
展開も挟みながら展開するなかなか聴かせる1曲。
3曲目「地獄変」では、どす黒く怨念めいた詞を鈴木氏らしい
ねちっこい歌い回しで、身体を揺さぶられる重心の低い
リズムと相まって、且つ、サバス等への憧憬のようなものを感じ
させるこれまた堪らない仕上がりの1曲。
4曲目は「桜爛漫」和嶋氏がヴォーカルをとるほんのりメロウな
ロックナンバー。
曲中間での和風音階と彼等の出身地からの影響であろうと考えられる
津軽三味線風の速弾きが面白い1曲です。
そして、ニンジャ・ウォーリアーズのダディマルクの例のパートを
ちょっぴり連想してみたり。



アルバム前半部分だけでも相当ハードロック、メタル寄りな
仕上がりになっています。
このアルバムを含む2〜3作でもその傾向が多少はありましたが
今作では特に強くそれを感じました。



一昨年のオズフェストへの参加は、彼等にとっても大きな刺激に
なったようですし、このまま休むことなく突き進んで欲しいと
願うのはいちファンの勝手な願望に過ぎませんが。
再度、オズフェストへの参加があれば是非、観てみたいものですね。



冬、日本海側の鈍色の空には重くのたうつようなヘヴィな
曲がよく似合う・・・








それでは。