台風は通過し、いつもの営みに戻りつつある日常です。
仕事で山に登りましたが、陽射しは熱いものの肌に感じる風は涼しく、
もう間もなくであろう秋の訪れを感じさせるのでした。
午後は日も陰り、いよいよ涼しくなり、こりゃ快適。
なんといってもあれだけ喧しく鳴いていた蝉の鳴き声がピタリと止み、
静寂が訪れると同時に言いようの無い気味の悪さを感じるのでした。
帰宅後は矢も楯もたまらず、風呂に入ったら即、ビール。
暑さの影響なのか食欲もあまりないので、ビールでアテを流し込む。
はい、今日も飽きずにジミー先生を。
お題はこちら、65年発表の「GOT MY MOJO WORKIN'」です。
ジミー先生のヴォーカルを大々的にフィーチャーした1枚としても
知られていますね。
もっとも、ヴォーカルといってもジミー先生が時に唸り、時に吠える
その時の感情のままにソウルを吐き出した様な、そう、いわば
ハミングみたいなもの。
今作も名演、名曲様々ですが、ロックファンとしての視点から見れば
2曲目「(I CAN'T GET NO)SATISFACTION」が白眉でしょうか。
原曲は言わずもがななストーンズの必殺の1曲。
そのオリジナルを大胆な解釈とアレンジのもと、ジミー流に仕立て
上げてしまうその力量には舌を巻くばかりで。
曲冒頭から激しく吠えまくるジミー先生、実に楽しそうです。
あの曲を「ド」がつくほどのブルーズナンバーに仕上げ、且つ、
激しいスイングも誘うという麻薬の様なアレンジの妙。
勿論、ギター担当の盟友ケニー・バレルも実にいい仕事をしています。
残暑を吹き飛ばすようなナイスアレンジな1曲なのでした。
それでは。