同人誌を2冊程読みました。
伊藤黒介さんの「ローズヒップ血風録」と「かんこれ戦記」の6巻。
血風録の方はローズヒップを軸としたナンセンスでシュール且つ、
ドタバタな笑いの数々を収めたもの。
今回はラーメン編がとにかく可笑しくて楽しめました。
かんこれ戦記ももう6冊目ですか。
いつものようにシリアスに進行する中、ふいに挟まれるギャグが
好いスパイスとして作用しています。
このリアル頭身と2.5頭身のキャラが混在する独特な作風は、あの
たがみよしひさ氏の作品を彷彿とさせますね。
今まで散りばめてきた数々の伏線をどう回収し収束させていくのか、
伊藤氏の手腕に期待します。
はい、今日はこいつ。
フィンランドのメロディック・ヘヴィメタルバンドのララクライが
2005年にリリースした4thアルバム「Vol.4」です。
メロデスバンドを母体とするこのバンドは、デビュー時こそゴシック
メタルバンドとして紹介されていましたがゴシックの要素は極々僅か。
どちらかといえば紅一点のヴォーカルが歌うメランコリックなメロディーの
扇情力を活かしたストレートなハードロック/ヘヴィメタルが彼等本来の
スタイルなのでしょう。
今作でもあくまでキャッチーなメロディーを軸としながら常にバックでは
ハードなギターが鳴っているという点が、アルバム全体を通しての
コントラストとして作用しており、また、内容にメリハリを効かせている
点でもあります。
メロウでスピーディーなギターに感銘を受けつつ暫し曲に身を任せるのでした。
それでは。