現場までの途中に小さな温泉街があります。
こうした山間の小さな温泉宿で、頭をからっぽに
してだらだらと一週間くらい逗留したいなどと、
ボンヤリとした頭で考えるのでした。
好い朽ち具合のトヨタのピックアップに遭遇。
この手も昔はそこらじゅうで普通に走っている
姿を見ることができたものですが、これも今と
なってはサッパリ見かけなくなりました。
はい、今日はこれを。
ジャズ・オルガン奏者であるジミー・スミス氏が
ブルーノートでは2枚目となるのがこちらのアルバム。
「THE CHAMP」です。
アルバム中バラードが4曲も占めていますので、ジミー先生が
得意とするブルージー且つ、ソウルフルな味わい深い演奏が
多いのかな?などと考えながら再生してみると、タイトルトラ
ックでもある1曲目の「THE CHAMP」を耳にして度肝を抜かれ
てしまいました。
原曲はベルが上向きの特徴的なトランペットを使用することで
知られるディジー・ガレスピー氏作曲によるビバップ界隈では
必殺の1曲。
その氏がこのカバーを耳にしてぶっ飛んだと言われるぐらい
スピーディー且つ、アグレッシブに弾き倒すジミー先生の
気迫に、ただただ圧倒されます。
こういった切れ味鋭く攻撃的で性急な演奏を耳にすると、やはり、
この方のセンスというものはジャズやソウルといったものだけに
留まらず、ロックやハードロックのフィールドにも何かしらの
影響を与えているのではなどと夢想してしまうのでした。
それでは。