悲しい報せがまた1つ。
がられていたNWOBHMバンドのタンク。
そのバンド創設者の1人であるアルジー・ワード
の訃報が舞い込んでまいりました。
パンクに強い影響を受けた初期作から咽び鳴く
哀愁のメロディーが好印象だった5thあたりまで、
さんざん聴き込んだバンドのメンバーの訃報だけ
になんともはや。
最近は本当にこの手の訃報が増えてきて、頭の片
隅ではしょうがないと理解をしつつも、このどう
にもならないやりきれなさには・・・
こういう時は好きな曲でも聴いて気分を紛らわす
ことにしましょう。
番長在籍時代最後のアルバムとなる5th。
「Warrior On The Edge Of Time(絶体絶命)」です。
絶体絶命と言えばこの変形ジャケ。
四つ折りジャケットを存分に使用したダイナミック
で幻想的なこのイラスト。
左右対称かと思えば微妙に差がある上、騎士の兜に
見えなくもないこのデザインにも興味が惹かれます。
ただ、せっかくSF作家のマイケル・ムアコックが関
与してくれて歌詞の物語性が高まったのに、インナ
ー解説にそれが反映されていない点については少々
残念なところですが。
お気に入りはボーナストラックとして収録されたデ
イヴ・ブロックのヴォーカルではなく、レミー番長
ヴォーカル版の「MOTORHEAD」。
モーターヘッド版バージョンとは違い、サックスな
どのアレンジが施されサイケ&グラムの様相を呈し
ており、バンド、モーターヘッド前夜的な雰囲気も
感じ取れ随分と印象が違って聴こえますね。
未だに多数あるホークウインドアルバムの中では1番
好きなアルバムなのでした。
それでは。