年を跨いで長く続いたイベントもいよいよ終了です。
全海域制覇後も未入手艦は山程残っていますので、可能な限り
周回を重ねます。
E3周回も4周目に達した頃、待ち侘びたデ・ロイテルを入手する
ことができました。
いやー、ハマらぬうちに出てくれて助かりましたね。
しかし、この艦を入手したことで満足してしまい、以後の周回の意欲
も一気に下降線を描いてしまいました。
まだ、天城やら初月やらと未入手艦も多々あるというのに、このまま
イベント終了を迎えてしまいそうです。
はい、今日はこちら。
メイデンやジューダスと並ぶNWOBHMの生き証人であるサクソン。
その彼等が1991年から2009年までの間に発表したスタジオ盤から
リーダーであるビフ自身が選曲した曲を収めた2枚組ベスト盤が
こちら、「BAPTISM OF FIRE」です。
80年代に人気が没落してしまい、その後、不屈の精神力と精力的な
ライヴ活動で再度、高い評価を得るに至った2009年までに発表された
スタジオ盤が9作。
国内での評価はそれなりかもしれませんが、初期作品群と同等に
この中期サクソンのアルバム群も俺は大好物ですし、この頃のスタ
ジオ盤から選曲されたベストアルバムでも今まで満足のゆく物には
出会えなかったのが実情です。
88年の「DESTINY」発表以降、暫しのブランクをおいて発表された
「SOLID BALL OF ROCK」を聴いてみたところ、彼等のウリである
硬質でワイルドなリフを軸に据えながらもきちんとメロディアスな
部分にも配慮されている点に甚く感心し、「このアルバムは再出発を
決めた彼等の決意表明的なアルバムに違いない」などと自分に都合の
良い様に捉えてしまったのは、如何にも20歳そこそこの若造が陥りが
ちな独りよがりだなと我ながら苦笑してしまいました。
内容は先の「SOLID BALL OF ROCK」から「into the Labyrinth」まで
の各アルバムからそれぞれ2~3曲ずつ選ばれており、今や国内盤では
入手し辛くなったこれらのアルバム群を、ざっと俯瞰する際にも
うってつけのコンピ盤となっております。
また、リマスターの記載はされていませんがどうやら新規のマスタリ
ングを施されているようで全体的な音質も改善され、それぞれがまた
過去音源とは違った音に仕上げられていますね。
各音の分離や粒立ちも良好で、このマスタリングなら歓迎します。
中期サクソンの音源を手軽に体験してみたいという方には、丁度良い
1枚なのではと考えた次第です。
それでは。