穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

月に彷徨う

連日30℃超えの季候が続き、身体へのダメージも着々と。
体調崩すと長引くから注意しないと。



今日はこれを聴いてます。
人間椅子が03年に発表したアルバム「修羅囃子」です。



これの前作が実験作の色合いが濃く、それに対して賛否両論だった影響か
このアルバムではまたいつもの人間椅子らしい楽曲に戻っています。
いつもの人間椅子らしいということは、飛びぬけた要素も少ないですが
聴き込めばそれだけ発見と味わいが増すのもいつも通り。



冒頭を飾るザクッとしたギターリフから始まるドゥームロック調の
東洋の魔女」で、いきなり彼等の世界に引き摺り込まれてしまいます。
そんな中、5曲目にあたる「野球野郎」や、7曲目の「終わらない演奏会」で
聴かせてくれるストレートなハードロックの格好良さに素直に聴き惚れてみたり。



かと思えばラストを飾る「相剋の家」は細かくリズムチェンジを繰り返しながら
展開するプログレ風の力作。
曲冒頭のドラムに絡む呪詛めいたコーラス。
そこに切り込んでくる重く、のたうつ様なギターの音色。
そんな中、曲中盤で見せるアコースティック風な音色と明るい展開に
ほっと安堵の溜息をついてみたり。



アルバム最後をこんな重い曲で締めるところも何とも彼等らしい。
今でもふと思い出してはプレイヤーに入れるCDの1枚でもあります。



それでは。