白馬周辺の山々は既に雪化粧。
あと一月もすればその姿を純白のそれへと変えるのでしょう。
久し振りにランディさんを起動。
何遍もやっていますが未だにこのラストバトルを目にすると
奮い立ってしまうのです。
キングレコードがDVDとBDで精力的に展開している
「死ぬまでにこれを観ろ!」シリーズ。
最近はちょっと気になるカルト映画やホラー映画は皆、キングが
版権押さえているんじゃなかろうかというぐらの勢いです。
また、定期的に廉価版を発売してくれるので欲しいタイトルは
マメにチェックをしています。
今回はタルコフスキーの「ストーカー」
幻想的、且つ、一種幽世的な世界で繰り広げられるストーカーと
呼ばれる案内人と依頼者達とのSFというよりはロードムービーに
カテゴライズされるのではという映画。
タルコフスキー映画らしい静寂に包まれた詩的で穏やかな、
けれどもシンと張り詰めた冷気のようなものを感じさせます。
しかし、時々ですがヒリヒリとした圧迫感を感じさせる
映画でもあります。
盛り上がりらしい盛り上がりも無く、淡々と進んでいくいつもの
タルコフスキー映画なので、退屈なのが苦手な方には苦痛に
感じる映画かもしれません。
個人的には呪われた子と呼ばれ、言葉も話さない上に足の不自由な
娘が最後の最後で人ならざる者が持つ力の片鱗を垣間見せるシーン
で、背筋に冷たいものを感じます。
秋や冬は夜の映画鑑賞がはかどりますねー。
それでは。