穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

レインボーゲート

標高の高い山では一足先に降雪がありましたが、

紅葉の方はまだまだこれからが本番という感じで。

 

 

 

俄かに蕎麦欲が高まった結果、お昼に蕎麦をいた

だくことに決定。

揚げたての舞茸、じゃがいもの天ぷら等々とともに、

よく冷えた蕎麦の喉越しを堪能させていただきました。

 

 

 

先日のカクタス71年ライヴに続き、こちらも兄弟バンド

みたいなものだろうということで今日はこちら。

アピス、ボガートの両名がかつて在籍していたヴァニラ・

ファッジが67年に発表した1st「Vanilla Fudge」です。

 

 

 

オルガンを軸としたアート、サイケロックの範疇で語られ

ることが多いヴァニラ・ファッジですが、アピス、ボガー

トのリズム隊両名が繰り出すヘヴィで強靭なリズムは、後

のハードロック、ヘヴィメタルの源流であるとも指摘され

ています。

シュープリームスのヒットで知られる「You Keep Me Han

gin' On」を、原曲のイメージを吹き飛ばす程の超絶ヘヴィ

アレンジ曲へと改変させ、それを破綻させずに昇華した上

で達者なこの演奏技術ですから、当時のリスナーはさぞや

度肝を抜かれたことでしょう。

また、ビートルズの涙の乗車券のカバーが収録されていま

すが、そのヘヴィなアレンジに作者であるレノンが腰を抜

かす程衝撃を受けたという逸話にもある通り、オルガンに

よる分厚い音の壁に比肩するアピス、ボガート両名のリズ

ム隊の尽力が欠かせなかったのではとその音像から感じ取

りました。

 

 

 

オリジナル曲よりカバー曲の比率が高い収録内容ですが、

ロックというジャンルが一気に拡散し始める前夜の、まさに

萌芽と呼ぶに相応しい内容となっています。

今の耳で聴くと少々厳しいかもしれませんが、それでも当時

は驚きと感銘を持って迎えられた内容のアルバムだったので

はと考えます。

 

 

 

 

 

 

それでは。