穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

I.G.Y

早朝、今日は休みだし何をしようかと算段していたところに携帯が鳴る。
嫌な予感がしつつ電話に出ると案の定、突発による呼び出し。
妙高方面までひとッ跳びしてきました。



帰宅したら頼んでおいたコレが届いておりました。
説明不要の大名盤、82年に発売されたドナルド・フェイゲンのナイト・フライでございます。
今回はSACD/CDのハイブリッド盤ですね。



中学生当時の自分の視聴時間を容赦なく吸い上げてくれた永遠の名盤。
もともと好きだったスティーリー・ダンのヴォーカルの初ソロといことで
なけなしのお年玉をはたいてLPを買った、そんな思い出の1枚です。
最初に購入してからもう、30年近く経つんですね。


先に出たSHM-CD版はリマスターのアナウンスがあったのにいざ、買ってみたら
その記述が一切無く、随分がっかりした覚えがあります。

しかし、今回はDSDマスタリングのSACD/CDのハイブリッド盤という決定版。
いやがうえにも期待が高まります。
震える手で(アル中にあらず)トレイにCDを乗せ、再生スタート。


従来品(通常CD、SHM-CD)と比べるとかなり違います。
音の密度感、音質共向上しています。
音圧を上げた効果か、低音部の量感も好い感じです。
バスドラのドスッとした音も腹にきますね。
特筆すべきは中音域の情報量が増したことにより、音全体に艶が出ていて
聴いていて何とも楽しいのです。
また、こういう好録音盤は音量を上げると更に、音と音の隙間の情報まで聴こえてきます。
なので、ついつい家族の苦情覚悟でボリュームも上げがちになってしまいます。


ただ、今回のマスターはデジタル処理されたものの影響なのか、
やや、カチッとしたイメージで全体的にタイトに聴こえます。
あのアナログ特有の丸くて太い音も大好物な自分には、殆どノイズの無い
カッチリとした作りの今回の盤を聴くと、嬉しくもあり寂しくもあり。


最後にSHM-CD版と比べてみましょう。
ジャケットの色味が大分、違います。
盤面はSHM-CD版はワーナーのお馴染みのもの。
SACD版はピクチャーレーベルになってますね。



多分、これからもまた、死ぬ間際までずっと聴き続けるであろう1枚だと思われます。



それでは。