穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

決死隊 其の壱

週末の雪マークは変わらず。
どうぞ、お手柔らかに。



さて、先日のジャレコサントラ・バラエティー編を腰を据えて聴いております。
お題の通り、シューティングはただの1タイトルも収録されておりません。



ディスク1には「ザ・ロード・オブ・キング」やら「破兆!」やら
微妙なタイトルが収録されていますが、そんな中個人的に注目なのが
多和田さんが手がけられたこれまた初お目見えの「伊賀忍術伝-五神の書-」
なのです。
似非ニンジャが五神の書を探し世界を駆け巡るアクションゲーム。
これも初プレイ時の印象はあまり良いものではありませんでしたが。



多和田さん作曲だけあってリズム楽器に特徴がある音作り。
特にインナーの解説にもありますがハンドクラップの音が
クリアで実に歯切れの良い仕上がりで。
曲の合間に「パンッ」と合いの手のように入る柏手が
これまた聴いていて気持ちがいい。
また、曲調もオリエンタルなもので曲全体になんとも
不思議な雰囲気を醸し出しており、多和田さんの
引き出しの多さに感心。
曲中に聴ける鐘の音も後のロッドランドに使われているそれと
同上の物のようで、既にこの頃から繋がっていたんだなあと
感慨に耽ることしきり。



やっぱりメガシステム1はPCM関係が贅沢に作られているので
ちゃんと作り込まれたサンプリング音は当時の他社の物と
比べて相当クリアだと再認識したのです。



あと、「破兆!」と「ザ・ロード・オブ・キング」なんですが
作曲者を見るにこの2作品、ジャレコ内製じゃなくて
外注のシーピーブレイン製だったんでしょうか?
その音色からなんとなくそんな感じはするのですが。
特に「ザ・ロード・オブ・キング」はギンギンに剥き出しの
FM音が豪快に音割れするため自分所有の基板特有の症状かと
ずっと思っていましたが、今回のサントラを聴いて納得しました。
これ、最初からこんな仕上がりなんですね。
なんとも荒々しいFMサウンドなのでした。



聴けば聴くほどディスクシス・・・じゃなかった、新しい発見があり、
今回もまたジャレコサウンドの深遠の片鱗を垣間見ることに
なってしまいました。



探求の旅は続きます。



それでは。