午後から雪がちらついた今日。
怪獣共のおもりを言いつかったので、2匹を連れて南下する。
目指すは小谷温泉。
国道148号の小谷温泉口の信号を左折してもくもくと進む。
目的地は中土の(冬場の)最深部。
到着したのはこの辺で只一軒の温泉宿、山田旅館。
周りを山に囲まれている所為か本当に静か。
古いながらも風情のある建物が気分を落ち着かせます。
車を降りるなり雪に大はしゃぎの怪獣共。
そういえば、地元ではまだこんなに積もってなかったな。
温泉だけ入りたい旨を伝えたら今日の営業時間は過ぎているけど
大丈夫とのことで早速、入浴させてもらう。
無理を聞いていただいてスミマセンでした。
トイレと休憩所が一緒になっています。
ここもなんとも言えず味わい深い佇まい。
バスの時刻表が貼ってありました。
地元もそうですが田舎なら概ねこんなもんです。
さて、案内された温泉へ向かうと・・・
おお、なんと雰囲気溢れる入口だろうか。
時代の積み重ねを肌で感じます。
あー、こういうひなびた温泉宿には久しく来てなかったなー。
また来たくなる温泉宿なのです。
そして帰途についたのでした。
帰ったらパンチェッタで適当につまみをこさえて一杯。
いや、実に充実した休日でした。
最後の締めに今日はこれ。
アメリカン・ハードロックバンドのグランド・ファンクが
74年に発表した9枚目「SHININ'ON(輝くグランド・ファンク)」です。
前作に続きこれもトッド・ラングレンのプロデュース。
特徴的なギターのカッティングで始まる1曲目「SHININ'ON」
この曲のヴォーカルはドラマーのドンが務めていますね。
勢いに任せた熱い1曲。
そしてこのアルバムのウリにして彼等の最大のヒット曲
リトル・エヴァの62年のヒット曲のカバー「THE LOCO-MOTION」
原曲の持つ爽やかさはそのままに彼等流のハードロック的
アプローチでなんとも豪快な曲に姿を変えました。
3分にも満たないこの曲の、まあ、暑苦しいこと暑苦しいこと。
あのトッドのプロデュースでもしっかりと自己主張を忘れない
グランド・ファンクの面々なのでした。
豪快一本やりばかりでなく、そのポップなセンスの中に時たま
顔をのぞかせる僅かな哀愁メロディーが初期の彼等を
思い起こさせてくれるのがまた嬉しいところ。
やっぱり、アメリカン・ハードロックはこうでなくっちゃなーの
お手本のような1枚なのでした。
それでは。