穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

栄光と伝説

昨日も長岡方面で仕事の為、1日山の中。



野鳥のさえずりを耳にしながら過ごしました。



本日はこれを読みました。
うすね正俊著「コンバットドール」です。



第三次大戦後も東西の間で争いは止むことなく泥沼化。
そんな中、東側が投入した外骨格強化防護服「コンバットドール」を
主役とした近未来戦記ものの連作がタイトルでもあるコンバットドール。
過去にも集英社から出た短編集などに収録されたこのシリーズですが、
今回、このシリーズは全部で4話収録されています。
そして、この第4話こそが今まで単行本未収録であったため、
この本の最大のウリといったところになるんでしょうか?



秋本治氏に師事しただけあり、メカの描写に関しては抜群の腕前で。
そして何よりパワードスーツを主人公に据えた漫画作品自体が
当時でも非常に珍しかったのではと考えます。



こんなハードSFが読み切りとはいえ当時の週刊ジャンプに載って
いたものですから、強化外骨格大好きっ子な俺なんかは当然の如く
一発で虜になってしまったのは当然の成り行きなのでした。



掲載は少年誌でしたが作品自体は戦禍での子供達を軸に据えた
実に悲しいお話。
メカはただひたすらに格好良いのですが、作品背景にあるのは
ひたすら重くシリアスなテーマなのでした。
氏のミリタリー作品はあまりウケがよろしくなかったのかその後、
殆ど描かれることはなくなってしまったのが残念でならないのです。
今のうすねさんのミリタリー作品も読んでみたいと願いつつ・・・













それでは。