穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

山からすもう小僧がやって来た

世間様は絶賛連休中のようですが、こちらはもうひと頑張り。
早く休みにならんかな。



今日はこいつを起動した。
頼れるのは己のみ・・・ナムコスプラッターハウス



恐怖を克服し、奮い立たせる。



鏡の中の自分、文字通り己の敵は己自身。



やっと再会を果たした恋人は・・・



二度と元には戻らぬ異形へと姿を変えていた!
混乱、恐怖、敵への憎悪、様々な感情がない交ぜになり、
それらを拳に込め異形と化した恋人を打ち据える。



愛しいジェニファーはもういない・・・



館は炎に包まれた。
一刻も早く立ち去らなければいけないところに諸悪の根源
ヘルカオスがそのおぞましい姿を現す。



戦いは終わった。
業火に包まれる惨劇の館を背に、全てを失った主人公の胸中に
去来するものは果たして・・・



続編が出たのは家庭用のみで業務用はこれっきり。
結果、同社では追従するものの無い孤高の1作となってしまいましたが
今はそれでよかったと思うのです。
華々しい歴代ナムコゲーの中で鈍い輝きを放つ個性的な1作。
そういう立ち位置がこのゲームには相応しいと思います。



はい、今日のBGMはこれ。
CCRが69年に発表した4th「Willy and the Poor Boys」です。
この1年で3枚もアルバムを発表してるとか、信じ難いですね。



この4thでも「Down On The Corner」をはじめ、ヒット曲が
収録されていますがその中でも、いや、CCRの曲の中でも
俺が一番好きな一曲「Fortunate Son」が収録されていることが
大きいですね。



タイトルに反して歌われている内容は徴兵を目の前にした
人間のことというこの皮肉っぷり。
裕福な家庭の息子は徴兵逃れをしているとか、そういったものについて
歌っているようですから。
そうした曲をまさにこの歌詞通りのような人物であるクリントン元大統領の
前で披露したというジョン・フォガティの肚の座りっぷりにも感心します。



そういった歌詞の内容からかベトナム戦争時代に人気もありましたし
映画、フォレスト・ガンプではベトナムに送り込まれた主人公とバッバがヘリに乗り込むシーンでも流れたのが印象的でした。
他にもイージー・ライダーでも流れていましたっけ。
ゲームではバトルフィールドベトナムとか、CoDブラックオプスなどなど、
FPSゲーム関係でよく使用されているようで。



このように有名な曲ですから他アーティストにも多数カバーされています。
有名どころではB・スプリングスティーンU2、ちょっと変わった
ところではヘヴィメタル・ハードロックバンドのW.A.S.P
カバーしているところが面白い。



政治的なメッセージを気にしなければルーツミュージックに根差した
上質なアメリカン・ロックの数々を楽しめる1枚だと思います。
あ、ボーナストラックで「Fortunate Son」のライヴ音源が収録
されているんですけど、まあ、その勢いたるや。
オーバードライブ気味なギターにベース、オリジナルバージョンより
かなり早いテンポで勢いがあり、且つ、荒々しい1曲となっています。
いやー、ちょっとこの演奏には興奮してしまいます。
もう、当時のハードロックバンドあたりと何ら差が無いように
感じてしまうぐらいですよこれは。



そのノリのよさからか気が付けば膝を叩いて拍子をとりながら
聴いているような有様で。
1年間で3枚もアルバムをリリースしておいて、個々の充実度が
これまた飛び抜けているとあっては本当にジョン・フォガティという
人物の創造力たるや、凡人の想像もつかないレベルだったんでしょうね。



良質なロックを楽しみつつ、明日の仕事への活力とするのでした。











それでは。