穏やかなる日々

日々の徒然。ゲームだったりクラシックロックやメタルだったり。

素敵な課外授業

1枚聴きました。

ティーヴ・マリオット率いるハンブル・パイが

73年に行った最初で最後となる日本公演。

その最終公演である渋谷公会堂での演奏を収めた

2枚組ライヴ盤「Live at Shibuya Kokaido, Tokyo ‘73」

 

 

 

バンド内で人気を二分していたピーター・フランプ

トンがバンドを去り、後任としてあのコロシアムの

デイヴ・クレムソンが参加し、バンドがブルーズ/

ソウル路線へと舵を切った頃。

そして、スティーリー・ダンのアルバムにも参加し

た黒人女性コーラスグループであるブラックベリー

ズを従えての万全の体制による日本公演。

もう、のっけから会場が割れんばかりの歓声が凄い。

それを受けてかメンバーもグイグイと押しの強い演

奏で応え、それを受けた観客がまた声援を送るとい

う、実に好い塩梅の相乗効果。

演奏途中での観客とのコール&レスポンスも息がぴ

ったりで実に様になっていますね。

粘っこく、コク深いマリオットの歌声がまたブルー

ズ路線の曲によく合います。

1枚目の6曲目でストーンズの「Honky Tonk Women」

のカバーを披露するサービスの良さも微笑ましい。

 

 

 

全編通して聴くと文字通り熱狂の一夜であったこと

が容易に伺える内容でした。

当時はベック・ボガード&アピスの公演と被ったり

と不運にも見舞われたそうですが、この内容を聴く

限り観客の方々は皆、大満足の渋公ライヴだったの

ではと考えます。

 

 

 

そしてオマケとして当時のミニチュア・パンフレッ

トや、チケットの半券レプリカが同梱されていたり

と、資料的価値の大変高い内容となっております。

 

 

 

通好みな内容のライヴ盤でありました。

 

 

 

 

 

 

 

それでは。